こんにちは、キリンです。
サチユキブログでは子育ての悩みが少しでも解決できるように情報を発信していくブログです。
今回は私たち夫婦もわからずに焦ったり不安に思った出産費用について一緒に学んでいきましょう。
1.出産費用の中央値は約50万円とその内訳
1-1入院料
1-2分娩料
1-3新生児管理保育料
1-4検査・薬剤料
1-5処置・手当料
1-6産科医医療補償制度
1ー7その他
2.出産に伴ってもらえるお金
2-1出産育児一時金
2-2出産手当金
2-3育児休業給付金
3.まとめ
全国での出産時にかかる費用は以下の通りになります。(入院日数6日間)
入院料:10.2万円
分娩料:25万円
新生児管理保育料:5.15万円
検査・薬剤料:1万円
処置・手当料:0.5万円
産科医医療補償制度:1.6万円
その他:1.8万円
上記に加え個室などを希望したり帝王切開などの処置が増えればその分費用どんどん増えていってしまいます。各都道府県や病院でかなりバラつきはありますが、約50万円もの費用が必要になります。しかも出産費用については健康保険外となり、基本的に自己負担になります。
キリンパパ
健康保険外なん!?そがんと払えんよ!
ネコママ
確かに健康保険外やけど、しっかりと国や自治体の補助があるから大丈夫!それに子供を産む母親はとっても不安やけん、それをちょっとでも軽くしてあげることが大切よ。
キリンパパ
確かに大きか金額けど、子供が生まれてくるんならしっかりとした状態で迎えてあげたかよね。
ネコママ
個室を希望するとか、出産方法はどがんするとか主治医の先生や家族とバースプランについてしっかりと話し合っとくことが大切やね。
1.出産費用の中央値は約50万円とその内訳
1-1入院料
平均的な入院期間は6日間。1日の入院料が1.5万円~2万円ほどかかります。これには食事代やベッド代など入院生活に必要な費用が含まれています。個室を選択することで費用が高くなります。これは大人数で一部屋を使うのではなく個人や少人数で部屋を使用することで一人当たりのベッド代が高くなるからです。
大人数で他のママたちと励ましあうか、個室でゆっくり過ごすか。その人に合った選択をしましょう。
ネコママ
ちなみに私は個室を希望しました。
キリンパパ
個室は希望してもその日のベッドの空きによってはできないこともあるから、事前に先生と相談しとってね。
1-2分娩料
分娩料については、まず正常分娩か異常分娩にわかれます。
正常分娩は自然に陣痛が始まり、妊娠満37週以降~満42週未満の正期に、順調に経膣分娩(膣からの分娩)が進行して、正常な回旋(前方後頭位)の頭位で赤ちゃんが生まれてくることを指します。なお、分娩中に通常の範囲内で会陰切開を行ったり、子宮収縮薬(陣痛促進剤)を使用したりした場合でも、その後の経過に異常がみられなければ正常分娩に分類されます。
正常分娩での費用は約25万円となります。正常分娩は民間保険の対象外なので基本的に自己負担となります。
異常分娩とは、正常分娩には該当しないさまざまな分娩(出産)の総称です。帝王切開による分娩、吸引分娩や鉗子分娩などの器械分娩、早産分娩、骨盤位分娩などが異常分娩に含まれます。異常分娩は健康保険の対象となり自己負担3割となります。特に帝王切開など手術を伴うものは費用が多くかかり、また入院期間が長くなることが多いのでその分トータルでの費用が高くなってしまいます。
もし異常分娩での出産となった場合、民間保険が適用されます。出産前に自分の加入している保険をしっかりと確認しておきましょう。
ネコママ
帝王切開での出産費用は60万円以上かかってしまうことがあるけん、保険の確認は大事やね
1-3新生児管理保育料
検査などの管理や保育など新生児の健康管理にかかる費用のことです。 1日1万円程度が目安です。 産科医療補償制度は、出産において予期せぬ出来事で重度脳性まひとなった赤ちゃんとご家族の経済的負担を補償し、再発防止と原因分析に役立てるための制度です。 出産を扱う分娩機関が入る民間の保険制度です。
1-4検査・薬剤料
出産後に母体に異常があった場合の検査・投薬料です。
1-5処置・手当料
母体の状態に応じた処置や乳房ケア、産褥指導料です。
1-6産科医医療補償制度
安心して産科医療を受けられる環境整備の一環として、分娩に係る医療事故により脳性麻痺となった子及びその家族の経済的負担を速やかに補償する機能と、事故原因の分析・再発防止機能とを併せ持つ制度です。
1ー7その他
それが以外にも出生証明書代やおむつ代、雑費などがかかってきます。
ネコママ
おむつやパジャマ、ベビー服とかは事前に準備しておけば安心よ。
キリンパパ
早い段階で入院に必要な持ち物を準備しておかんばね。
2.出産に伴ってもらえるお金
2-1出産育児一時金
1人の赤ちゃんにつき国から出産育児一時金として42万円が支給されます(産科医療補償制度に加入していない医療機関等で出産した場合は40.4万円)。双子や三つ子などの場合も人数分が支給されることになっていますが、妊娠期間が4ヶ月を超えていることが条件としてあります。
ネコママ
双子だったら84万円が支給されるとよ。
しかし、申請については注意しなくてはいけないポイントがあります。出産後に申請する場合は、後で戻ってくるとしても入院費用を一度自分で負担する必要があります。
多くの病院では「直接支払制度」を利用することができます。直接支払制度は、医療機関が妊娠した女性およびその家族に制度の説明を行い、それに同意することで医療機関が必要な手続きを行ってくれます。受取代理制度もありますが、手間が増えるために直接支払制度がおすすめです。
キリンパパ
これで、支払い総額から42万円引いた額だけが請求にくるから安心やね。
ネコママ
42万円って結構インパクトのある値段やけんね。
2-2出産手当金
出産手当金とは、会社員や公務員として勤務していた人が、勤務先の健康保険から受け取れるお金です。健康保険組合から支給されるので、会社の負担を心配する必要はありません。出産手当金の対象となるのは、以下3つの条件をすべてクリアしている人です
・勤務先の健康保険に加入していること
・妊娠4カ月以降の出産などであること
・出産のために休業していること
対象となるのは出産日より42日前(双子などは98日)〜出産翌日以後56日目までで、会社を休んだ期間です。
計算方法は支給開始日の以前12カ月間の各標準報酬月額を平均した額÷30日×(2/3)となります。
例として12カ月間の各標準報酬月額が20万円だった場合、約42万円が支給されることになります。
出産手当金の算出についてはわかりにくいため、早い段階で会社に相談し、必要書類を準備しましょう。
ネコママ
出産の報告と同じタイミングで話していけば大丈夫ね。
キリンパパ
共働き世代にとってもとてもありがたいよ。
2-3育児休業給付金
育児休業給付金は育児に伴う休業期間中に国から給付金を受け取れるだけでなく、社会保険料の支払いも免除される制度です。労働者の育児休業開始時賃金日額×支給日数(通常30日)の67%が支給され、育児休業の開始から6ヶ月経過後は50%になります。金銭面の不安を払拭してくれ、育児に専念する後押しになるでしょう。さらに育児休業明けの保育園などへの入園が上手くいかなかった場合、2歳まで延長することもできます。
申請には以下の条件をクリアする必要があります。
・1歳未満の子供がいる
・雇用保険に加入している
・育休前の2年間で、11日以上働いた月が12ヶ月以上ある
・育児休業期間中の各1ヶ月ごとに、休業開始前の1ヶ月の賃金の8割以上が支払われていないこと
・育児休業期間中に就業している日数が各1ヶ月に10日以下であること
ネコママ
転職や休職期間があるときは注意が必要やけんね。
3まとめ
出産に伴い多くの費用がかかります。入院費用以外にもマタニティグッズやベビー用品など多くのことにお金がかかります。また、ママも仕事を休まなければならないので若い世代の夫婦には重く大きな負担となります。
これらの制度を賢く使い、赤ちゃんを迎え入れる準備を整えてくださいね。
ネコママ
お金の計画は今日からでもできるから家族で相談してね。